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*回想・Souvenir スーヴェニール②* [ひとりごと]

前記事からの続きです。

(長くなりますよ)

  *******


たとえ今ふと頭をよぎった思いであれ
長年願い続けたことであれ
それが叶うときは一瞬です。




今回の一連の流れも
そうでした。


『なんとなく』と
『たまたま』が重なって
なんかしらんけど
トントン拍子にコトが運んだんですよね。



思えば
このスーヴェニールというイベント自体
知り合って間もない友人から
「もっと自信を持って世の中にアピールしていいんじゃない?
私がプロデュースするよ!」
と、ハッパを掛けられて始まった企画でした。


ファッションショーなんて・・・
と、尻込みするわたしに
「顔なじみの役者さんたちにモデルになってもらうってのは、どう?」
っていう提案に
「それなら!」と
一気にワクワクしてきたわたしが
まず最初に話を持ちかけたのは
名古屋の演劇界では
かなり人気の劇団の主宰者。
「こんなことをやろうと思ってるんだけど」と
言い終わらないくらいのタイミングで
「あ!オレに演出やらして!」と
お願いしようと思っていたことを
先にお願いされて
すっかり大船に乗ったわたしは
その勢いで
当時は身近な存在だったけれど
現在の演劇界では大御所クラスの
演出家、劇作家、役者
いろんな劇団やイベント会社のスタッフたち
ひとりひとりに声を掛け
ノーギャラという条件にも関わらず
全員から二つ返事でOKをもらい
一気に具体的な話に進んでいったのです。


そして
「野外でやりたいなー[るんるん]
「風が吹くときもちいいって感じのタイトルがいいなー[るんるん]
「花火ができたらいいなー[るんるん]
「イメージ写真は砂丘で撮りたいなー[るんるん]

などなど
勝手なイメージだけを伝えてたら
わたしが104点の作品を作っている間に
壮大な企画が
どんどんカタチになっていってました。



で、企画が立ち上がってから約9ヵ月後
あっという間に迎えた本番当日。



和やかな仕込み、リハーサルを経て
始まったショーを観客の外側で観ながら




わぁ~~~!!!
想像を遥かに超えたわー![ぴかぴか(新しい)]

と、クラクラしました。




大勢の人が集まって
それぞれの得意分野やアイデアを存分に発揮したら
自分のアタマの中だけの発想からは生まれないものが
こうしてカタチになるんだということに
ココロが震えたのを憶えています。




今は亡き両親にも観てもらえたこと
2日間で800人を超える動員数になったこと
テレビ、ラジオ、新聞、情報誌などに
取り上げてもらえたこと
拍手喝采を浴びたこと
などなど
照れくさかったり
うれしかったことをを挙げたら
キリがありませんが


なによりシアワセに感じたのは
仕込みからバラシ(片付け)まで
いつもの舞台裏のピリピリした空気感が
わたしの見るかぎりは微塵も無く
終始和やかなムードで
みーんなゴキゲンな顔していたこと


本番終わったあとのバラシの作業中
出演者のひとり、
普段はシャイな男優さんがボソっと言った
「あーきもちいいなー[ぴかぴか(新しい)]
みんなで魔法をかけあったんだねー[ぴかぴか(新しい)]
という言葉と笑顔が忘れられません。




その後
このショーで共演した役者さん同士が
新たなユニットを結成したり
別々の劇団のスタッフ同士が
コラボするようになったり
わたしが直接関わらないところで
面白い化学反応が起きていたことも
うれしかったですねぇ

そして
今回の友人とのやりとりで感激したのは
ショーで使ったある曲が
後に異国の地で孤独を感じていた友人を
救うことになったというエピソード

当時からあえてアピールせず
パンフレットにも記載しなかったので
知る人はほとんどいないのですが
ショーで使われた曲は
すべてわたしの選曲でした。


それをこないだ明かしたときの
友人の驚きっぷり!
ビデオを改めて観て
腰がくだけたそうです。

21年の時を超えて
うれしいきもちをどっさりいただきました。




あらためて映像を観て
あれこれ思い返すと
フツーに考えたらありえないことばかりのイベントでした。

なんたって
名古屋の小演劇界に
ちょっと詳しいヒトなら
ビックリ仰天するような面々が
ずらり揃ってるし

すんごいヒトが演出して
振り付けはその劇団員でもある
天才的な振り付け師が担当

普段は共演することのない
別々の劇団の役者たち
普段は舞台に立つことはない
別々の劇団の演出家や劇作家
舞台美術&監督や裏方スタッフに
イベント会社の社長
女優を妻に持つサラリーマン
普通の小学生
そんなそうそうたるメンバーが
モデルとしてひとつの舞台に乗ったこと
しかも無償で

ケータイのない時代に
すべて電話やFAXで連絡をとったり
直接家まで行って伝えたりしながらの
打ち合わせや練習

年末間際の風吹きすさぶ中
中田島砂丘で涼しい衣装での撮影

ラストシーンでは
公共の建造物の屋根の上で花火!

2日目 あいにくの雨にもかかわらず
400人ほどのお客様が
みんなカッパを着て
観てくださっていたこと

そのカッパは
わたしの父からの差し入れだったこと

ショーの数日後
あちらこちらから聞こえてくる噂に
観に行かなかったことが悔やまれる
という内容の新聞記者のコラムが
新聞に大きく取り上げられたこと

ショーで使った服たちは
使用済みにもかかわらず
関係者やお客様たちに
お買い上げいただけて完売したこと




よくそんなことが実現したよね

って、ヒトゴトのように思います。




そうそう
ショーのタイトル『Sovenir(スーヴェニール)』は
直訳すると『おみやげ』です。


わたしはもちろん
これに関わった人たち
観に来てくださった方々
それぞれのココロに
それぞれのカタチで
おみやげになったのかな

そうであったら
本当にうれしいです[ぴかぴか(新しい)]



このDVDを観る手助けをしてくれたと思われる
4月に彼岸へ旅立たれたKさんにも
心から感謝します。合掌。



こうしてDVDを観られて
21年前のみんなから
元気をもらいました。






奇跡の連続によって
ココに記したうれしいきもちを味わえたことと
その後、これがキッカケとなり
生まれてきてくれた娘の存在が
わたしにとってのSovenirです[ぴかぴか(新しい)]





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みんな、ありがとう!



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長-いヒトリゴトにお付き合いいただき
ありがとうございました。